入間外壁塗装コラム

外装塗装の知っておくべきその効果とは?効果について詳しく解説

家をリフォームする際、どんな外装にしようかと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。なぜなら色、デザイン、素材など外壁塗装の種類は豊富で、さらに塗料によって効果が違ってくるからです。とにかく安く仕上げたいと我流でやった結果、色ムラや段差などが生じて、結局、業者に頼まなくてはならないということになりかねません。そこで、この記事では、失敗しないように外装塗装をする前に知っておくべきその効果について触れています。

1. 見た目の美しさと防犯対策

日常をおくる家ですから、外から見た時にカビが生えて黒くなっていたり、一部がはげ落ちていたりすると、あまり良い気持ちはしないものです。外装は最初に家を建てた時には希望どおりの色であったとしても、月日とともに色が褪せ、汚れがついてくるのは仕方がないことです。家を建てたら終わりではなく、定期的な外装リフォームが必要となります。

実は外装塗装を放っておくと、空き巣などから「この家の住人は、あまり家の安全に留意していない」と判断され、空き巣などに狙われやすくなると言われています。家族の気持ちはもちろん、防犯面からも、美しい外壁の状態を維持することは重要なのです。

2. 遮熱・断熱効果

外壁に使用する塗料には、遮熱や断熱効果のあるものがあります。遮熱は、熱を反射することにより、建物の中に熱がたまるのを防ぎます。とくに夏場の室内温度の調整に効果的です。遮熱効果が高い塗料として、よく利用されているのはガイナという塗料です。特殊なセラミックビーズ、アクリルシリコン樹脂が主な成分で、さらに保湿、防音、消臭などの効果も加わっていて、機能性の高い塗料となっています。しかしデメリットとして通常の塗料より、かなり高額になってしまいます。使用する範囲があまり広くなければ気になりませんが、外壁など広範囲に使用する場合は、エコノミーな塗料と比べて大きな差が出てくるのです。

また遮熱と同様に大切な断熱効果ですが、断熱効果のある塗料を選ぶと、塗料が熱を蓄熱するため、建物の中自体に熱が伝わるのを防いでくれます。そのため、夏は温度上昇を防ぐので涼しく、冬には寒さが抑えられると言われています。断熱性の高い塗料としてガイナと同じくらい選ばれているのが、キルコという塗料です。キルコを使うことで室内温度上昇をおさえ、暑さが厳しい8月などには快適に過ごせます。

このように塗料には遮熱や断熱効果があるものがあるため、上手に利用することでエアコンなどの使用頻度がへり、家族の健康にも財布にも優しい住宅に変化させられます。

3. 防水・防腐効果

塗料の下にはその家の基礎があるため、この塗料がしっかりと機能していなければ雨水などが侵入し、ひいては木材や断熱材などにカビが生えたり、腐ったりすることにつながります。カビが生えるとハウスダストの原因にもなるため、防水・防腐効果は、外装塗装における重要なポイントといえるでしょう。つまり、防水をしっかりしている家はその耐久年数が長くなると言われています。防水処理には、外壁の表面に防水効果の高い塗料を選ぶトップコートと、下地から丁寧に仕上げていく防水工事と2種類に分かれます。

もちろん防水効果の高い塗料の中には、DANシリコンセラやビュートップフッソ弾性などがあり、シリコンやフッ素の成分をもった塗料がほとんどです。耐用年数は10年以上あるため、こういった素材の塗料を選ぶと家をより健康に長く保ち続けられます。

また塗料も重要ですが、その手順もしっかりと検討しておく必要があるでしょう。まずはきれいに下地を清掃し、下塗りを行います。その後、防水性の高いグラスウールを敷いてから上塗りを行うことで、より強度の高い防水塗装が完成します。もちろん、料金は手間と資材をかけているぶん高くなりますが、トータルで考えると外装塗装の耐用年数があがるため、よく検討した方が良いでしょう。

4. 耐久・耐震効果

外装塗装の場合、グレードの高い塗料を選ぶことで、その耐久年数が変わってきます。一般的に水溶性のものよりも油性の塗料の方が耐久年数は長く、とくに雪や雨が多いエリアに住んでいる場合は油性の塗料を選んだ方がよいと言われています。また最近ではシリコン成分を使った合成樹脂の塗料も増えていて、耐久性が高いため、よく利用されています。

さらに地震などに強いと言われているのが外壁材です。モルタルやサイディングなどを外壁に貼っていくのですが、この素材を軽量にすることで、耐震性が高くなると言われています。もちろん耐震性をあげるには、建物自体の耐震性を考え、処置を施さなければならないので、外壁材と工事方法の両面から業者に相談するとよいでしょう。

5. 家の寿命を長くする

適切な塗料を使い、下地処理から上塗りまでを丁寧に行うことで、外壁塗装は長持ちします。また外壁塗装が長持ちすることで、家そのものの寿命が長くなります。外壁塗装の寿命は塗料によってさまざまですが、少なくとも10年単位で行う必要があるでしょう。

6. まとめ

外装塗装の効果として期待できるのは、まずは美観です。色が褪せ、外壁がところどころはげているような家に住み続けるのは、家族の心の健康上においてもあまり良いとはいえません。さらに空き巣などに狙われやすくなるといったリスクも高まります。また外壁塗装には防水をし、家の要である柱などが腐ったり、カビが生えたりしないように、水際で防ぐ効果があります。そして遮熱や断熱効果のある塗料を選ぶことで、夏は涼しく、冬は暖かい家で暮らせます。

外壁塗装はただ一度塗るだけでなく、最初に洗浄をしたり必要な下地を用意し、下塗り、上塗りなどのプロセスを踏んで完成するため、自分で仕上げることは難しい仕事です。外装塗装の本来の効果が発揮できるよう、安心できるプロの業者に任せるのが良いでしょう。

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