入間外壁塗装コラム

外壁塗装施工に最適な時期とは?気候条件や状況に応じた時期を解説!

外壁塗装の施工に際しては、最適な時期というものがあるのは確かです。最適な時期というのは複数の基準から導き出せるもので、たとえば最適な気候条件や最適な季節、そして外壁の状態を判断したうえで最適なタイミングというものがあり、それぞれが最適な時期の基準になりえます。今回は、外壁塗装に最適な時期について、そうしたさまざまな基準をもとに紹介していきます。

1. 外壁塗装に最適な気候条件とは

まずわかりやすい基準としては、気候条件が挙げられます。

外壁塗装というのは液状の塗料を複数回にわたって塗り重ねる必要があるため、気候条件というのは施工を左右する非常に重要な条件です。施工に都合がいい気候条件は、以下のようなものが挙げられます。

・晴れの日が多く気候が急に悪化しない
・空気が乾燥している
・気温が高め
・日照時間が長い

このような気候条件がなぜ有利に働くかというと、「塗料が乾きやすい」からです。晴れの日が多いと日光が良く当たることで塗料が乾きやすくなります。とくに夏であれば日照時間が長く、気温も高いのでそのぶんだけ乾燥に要する時間は短くなるでしょう。

そして日光が乏しくても空気が乾燥していればその分だけ塗料の乾燥は早くなります。外壁塗装は塗り重ねるたびに塗料を「乾燥」させることで塗膜の吸着を促しており、いかにこの塗装と乾燥の繰り返しを効率よく行えるかが重要になるのです。

2. 外壁塗装に最適な季節は?

外壁塗装に最適な季節を把握する上では、以上のような気候条件が当てはまる時期はいつなのかを考えていけばおのずと答えは出ます。

まず、「晴れの日が多く気候が安定している」という気候条件を考えれば、1月〜4月(冬〜春)頃、9月~12月(秋〜冬)頃が比較的当てはまるのではないでしょうか。近年は特に秋において台風がずれ込む傾向にあるので必ずしもその限りではありませんが、特に2月~3月上旬と、11月~12月上旬は気候が安定する傾向にあります。

「空気が乾燥している」という条件を考えれば、基本的に当てはまるのは冬です。しかしこれは雪国かそうでないかによって差が出てきます。雪国では11月末頃から雪の日が多くなるので、その時期は雪の影響で空気が湿りがちになります。ただし雪国でなければ、晩秋~早春頃は最も空気が乾燥しやすいでしょう。時折雪が派手に降る日は無くはないものの、おおむね安定して乾燥している季節といえるでしょう。

「日照時間が長い」と「気温が高め」という季節は6月頃~8月頃が当てはまります。日本はとくに夏が厳しくなってきている傾向にありますので、夏の気温の高さと日照時間の長さ、日光の強さに関してもこの季節は最適といえるでしょう。ただし夏は夕立やゲリラ豪雨が多く、そういう意味では気候はかなり不安定になりやすいです。南国の場合は台風も複数回押し寄せる季節でもあります。

このようにさまざまな条件を考えた時、最も外壁塗装に最適な季節といえるのはやはり「晩秋」(11月~12月上旬)か「早春」(2月~3月上旬)と言えそうです。ただし「最適な気候条件」にも地域差があります。

3. 外壁塗装をするべき「外壁の状況」とは?

外壁塗装というのは、基本的には外壁施工に付随する初回の塗装を除けば、外壁面あるいは外壁塗装面の塗膜が劣化した場合に行うものです。つまり結論から言えば「外壁が劣化したとき」が最適のタイミングになるわけですが、外壁の状況としては明確な劣化が起こるより前に行うのが理想です。

その為、明確な劣化が起こるかもしれない兆候を確認する必要があります。外壁塗装の劣化の兆候としては以下のようなものがあります。

・塗料の色褪せ・浮き・剥がれ
・チョーキング現象(壁を触ったときに顔料の白い粉が指につく現象)
・外壁のクラック(ひび割れ)
・コーキングの割れ

このような兆候を確認したら、早急に外壁塗装の塗り替えを検討するべきでしょう。

4. 施工を行うなら外壁塗装の「繁忙期」を避けよう

外壁塗装に最適な時期としては、「なるべく繁忙期とされている時期を避けたタイミング」も当てはまります。

外壁塗装は最適な気候条件こそありますが、そうした条件とあわせて需要が大きくなることはあまりありません。どちらかといえば、特別需要が大きくなる要因としては社会生活上の都合に左右されることが大きいので、そういう意味での繁忙期は存在します。

外壁塗装業者が最も忙しいのは1月~3月です。1月~3月は「早春」というベストな気候条件に当てはまることもありますが、決算時期が近いのが大きく関係しています。年度末は予算を使い切るために工事が増えやすく、これは気候や必要性とは関係のない需要といえるでしょう。

その次に忙しい時期は4月です。4月は日本社会では新しい年度がスタートする時期ですので、新生活への切り替えという意味でリフォームや外壁塗装といった需要が増える傾向にあり、これもまた必要性や季節性とは関係がありません。外壁塗装に繁忙期があるとしたら、基本的にはこうした理由によるものです。その他、塗装会社の規模によっても変わりますし、大きな災害や台風・豪雨などの発生でイレギュラー的に需要が高まる場合もあります。

外壁塗装は繁忙期を避けることでいくつかのメリットが得られます。たとえば「外壁材に適した塗料の発注を早めに行える」というのは大きなメリットです。外壁塗装はさまざまな塗料から条件にあった塗料を選ぶ必要がありますが、繁忙期であれば思うように適合した塗料を得られない可能性が高まります。

そして塗装というのは雨の日には作業ができないので、雨の多い時期には中断を余儀なくされることがあります。そうした工期の延長に関しても、繁忙期でなければある程度余裕を持ったスケジュールを設定することが可能です。

またしっかりと時間をかけて打ち合わせを行えるのもメリットです。外壁の劣化というのはいろいろな要因が絡むものですので、時間をかけた調査や打ち合わせが必要になりますが、繁忙期ではそうした余裕のある時間が取れなくなることもあります。

5. まとめ

以上、外壁塗装に最適な時期を気候条件や季節、外壁の状況、繁忙期・閑散期などさまざまな方面から解説しました。色々な側面から最適な時期を掘り下げてきましたが、外壁塗装の施工に合った時期に必ずしも需要が大きくなるわけではない、というのは覚えておくべきかもしれません。

塗装工事というのは気候条件が大切ですので、気候条件が安定して良い時で、かつ繁忙期に重ならない時期が最も適した時期といっていいでしょう。おそらくは晩秋の頃が理想とは思いますが、依頼する塗装会社の受注状況などもうかがいつつ、余裕をもった日程で予約ができるように賢く動くことが肝要です。

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